お子さんをカウンセリングする際に保護者の皆さまに理解して欲しいこと

2023/01/13

皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^


さて、今回は「家族のカウンセリング」について。
皆さんは、カウンセリングを受けたことがありますか?
まだまだ認知度としては低いと思います。

それでも、昨今は少しずつですが、
「カウンセリング」というものが認知されつつあります。
学校には派遣された臨床心理士がいたりもします。

ただし、強いキーワードのほうが先行していて、
カウンセリングが何なのかも理解していないことも多いです。

カウンセリングルームには、保護者の方が、
お子さんのカウンセリングをして欲しいということで、
親子でお越しになって、子供のカウンセリングをすることがあります。

・引きこもり
・自傷
・問題行動
・発達障害

こういったことを危惧した保護者の方たちが、
自分では何ともならないということで、連れて来ます。

でも、私はその際に、
子供にカウンセリングを受けさせたいという保護者の方たちに、
"ちゃんと理解"してほしいことが数点あります。

①子供だけの問題ではないということ

保護者の方たちにも、一緒にアートセラピーなどして頂くことがあります。
その際に、殆どの保護者の方たちが口にする言葉があります。
「自分はいいので…。」

しかし、子供のカウンセリングをしていると、
必ずと言っていいほど、家族からの何かしらの影響が浮き出てきます。
そりゃそうですよね。

家族というのは互いに作用し合い、心の根源になる小さな社会です。
子供だけにカウンセリングを受けさせて何とかしてくれという姿勢は、
"家族"というものへの大きな誤解です。

②カウンセリングが何かを理解すること

本人がお金と時間をつかって足を運ぶカウンセリングとは違って、
誰かに連れてこられたカウンセリングというものは、
信頼関係を築くところからなので、とても時間がかかります。

西洋医学と同じに思っている保護者の方が多いのが事実です。
「あの子何か変わりましたか?」
「まだ〇〇が続いているんです。」
数回通っただけで、そういったことを口にし始めます。

カウンセリングは今作用することもあれば、今後の人生に作用することもあります。
自分も理解していないことを子供は理解しようがありませんし、
理解していないものに、価値を感じることは難しいのではないでしょうか。

③心の問題行動はSOSだということ

保護者の方が、お子さんを連れてくる際に多いのは"予約変更"です。
「その日歯医者を予約していたこと忘れてまして…。」
「その日は塾があったので…。」
「その日、部活の練習でした。」

皆さんは、どう感じますか?
もちろん忙しいなかで、予定を組んでいることはわかりますが、
子供の何かしらの問題行動というのは、子供からのSOSです。

なんとなく今週は大丈夫だったとかになると、
あっという間に、保護者の方にとっての優先順位が下がってしまいます。
心というのは血も出ませんが、見えないからこそ重要視する必要がありませんか?

④子供の状態をちゃんと理解すること

最初に述べたように、"聞いたことがある言葉"は情報として先行します。
「自傷行為」→何とかしなきゃ!
「引きこもり」→何とかしなきゃ!
「発達障害」→何とかしなきゃ!

この危機感の後、"理解しようとする"というフェーズが薄いことが多いです。
最初の危機感だけで連れてくるものの、
その事象がどういうものなのかを保護者の皆さんも理解する時間が必要です。

子供の状態(※発達障害、依存症)への理解が出来ていなければ、
カウンセリングの理解も、家族ができることも危機感も霞がかかったままです。
適切な機関に2度3度丸投げすればいいわけではないのです。


占いやまじないとは違うので、
最低でもこの4点
については、
お子さんをカウンセリングに連れてくる保護者の皆さんに理解して欲しいことです。

おそらく、これが「〇〇癌です。」と言われれば、
もっと必死で真摯になるのでしょうけど、
まだまだ心(脳や思考)は見えないので、うっかりすると軽視されてしまいます。

厳しい言葉もありますが、私からの切なる正直な願いです。

もし、自分の心に何かしら関わるとしたら、
誰もが大切に関わって欲しいですよね。


いつも有難うございます。

家族の心に向き合いたいときはアンフィニへ!

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ご予約は052-253-5040まで!


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